京王百貨店の訪日客アンケート分析、事前に知る客は食事目的が約3倍
アライドアーキテクツは、京王百貨店が2026年1~8月に集めた訪日客アンケート約2,200件の分析結果を公表した。事前に同店を知っていた来店客は、知らなかった客に比べ食事目的の来店の割合が約3倍だった。国・地域や来店回数によって求めるものが違うことも示され、訪日客向けの発信を考える材料になる。
ポイント
- 事前に京王百貨店を知っていた来店客は、知らなかった客に比べて食事目的の割合が約3倍
- 台湾は「アクセスの良さ」を強く評価する傾向、香港は「免税・割引」への要望とアパレル購入希望の割合が他の国・地域より高い
- 中国からの来店客は初回は「歓迎されている」と感じることを求め、来店回数が増えるほど「より良いものをお得に買いたい」ニーズが強まる
背景・解説
京王百貨店は中華圏向けのRED(小紅書)など各市場向けにSNSで発信を続けてきたが、施策の判断材料は国別・カテゴリー別の免税売上データが中心で、どんな客がどのきっかけで来店し、どの程度リピートしているかは把握しきれていなかった。そこで2025年から免税カウンターの購入者向けアンケートを独自に実施し、今回は多言語の回答と自由記述をAIで分析した。同店は、食事目的の多さをSNSでのレストラン紹介の効果の表れとも読めるとしている。
分析は事業者の自社サービスによるもので、1店舗の回答に基づく。結果は他の店舗や地域にそのまま当てはまるとは限らず、因果関係を証明するものでもない。
お店への影響
訪日客向けの発信は、国・地域や、初回かリピーターかによって内容を変える余地があることを示す事例だ。飲食など来店理由になりやすい情報を事前に届けることが、来店のきっかけづくりにつながる可能性がある。小規模な店でも、自店の客の国・地域別の傾向を把握することが出発点になる。
お店がやること
- レジや予約、簡単なアンケートで、国・地域別の来店客数と来店目的を記録し、傾向を把握する
🔒 ほか3件の「やること」は会員向け
要点はSeiichi Studioが元の発表をもとに独自にまとめたものです。正確な内容は必ず出典をご確認ください。